SSブログ

天国に一番近い島ってどこにあるの? [歴史]

現在、日本人の多くは「天国に一番近い島」と聞けば、ニューカレドニアという島を思い浮かべるのではないでしょうか。その場所は、オーストラリアの東、ソロモン諸島にあります。ちなみにここはフランスの領地(植民地?)となっています。

-PR-



天国に一番近い島の由来


これは、1965年に森村桂さんが執筆した旅行記が元となり、この作品は後に映画化すされることになった作品です。この本が元になって、また、映画化されたことで、日本では、「天国に一番近い島」はニューカレドニア島という図式が出来上がりました。

映画『天国に一番近い島』のあらすじは?(ネタバレ)


主人公が幼いころ父親から「地球の南の先っぽに珊瑚でできた小さな島があり、そこは、天国に一番近い島で、地球のどこかで神様を欲しがっている人がいると、神様が一旦そこに降りてから丸木舟で世界中に行く」と聞かされて育ちました。

その後、父は他界しますが、その島が一体どこにあるのか解からないままに主人公は成長します。そんなある日、仕事をしていると、鉱石運搬船が就航しているニューカレドニアという島の話を耳にします。

そのニューカレドニアという島は、一年中暖かく、果物がたわわに実り、原住民は2日働けば5日は遊んで暮らしていて、伝染病もなければ、泥棒もいないらしいということなのでした。主人公はなんの根拠もなくそこが「天国に一番近い島」だと思い込み、鉱石運搬船会社に手紙を出して船に乗せてもらい、ニューカレドニアまで行くのでした。

しかし、いざ、ニューカレドニアに着いても見るとそこは青い海ではなく、赤い大地だったのでした。その上、主人公は産業スパイとの濡れ衣を着せられて、また、盲腸にかかり散々なに目に遭います。

しかし、現地の人との交流を通じて次第にニューカレドニアに馴染み、何か月も滞在することになり、様々な島を訪れます。その離島の中の一つにウベア島という島があったのでした。主人公はその島で白い砂浜と青い海を見出し、ここが父親が言っていた島だったということに気付くのでした。

以上が『天国に一番近い島』のあらすじです。

実際の島はどんなところ?


実際の「天国に一番近い島」はどうかと言いますと、ニューカレドニアのヌメアのあるグランドテール島は、赤い大地をしています。南国の島といっても熱帯雨林の緑の島ばかりではありません。

しかし、ウベア島やイル・デ・パン島などの離島に行くとエメラルドグリーンがとても映える美しい海と白浜が見られます。その中でもイル・デ・パン島は日本人観光客に人気のスポットのようで、実際にイル・デ・パン島の観光施設には日本人がほとんどということです。

しかし、その絶景はまさに「天国に一番近い島」に相応しく、美しい海の色と白浜のコントラストは見事というほかなく、ここ、イル・デ・パン島が「天国に一番近い島」として思いたくなるほどに素晴らしい所なのです。

一度は行ってみたいところなのは間違いありません。それだけ、素晴らしい自然がある場所と言えます。そこは、「天国に一番近い島」はやはり、ニューカレドニアにあると思うに十分な絶景なのです。









nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ブルガリアの吸血鬼は本物か? [歴史]

AP通信の報道によりますと、「ブルガリアで『バンパイア』の骨が出土?」という記事が、2012年6月7日付の記事で報道されています。その骨は、東欧のブルガリアで見つかったというものです。また、ポーランドでも同じように吸血鬼の遺体の骨が見つかってのではないかと言われています。

東欧といえば、吸血鬼伝説の本場、ルーマニアの15世紀の人物、ヴラド・ツェペシュをはじめ、その残虐な殺人方法から「吸血鬼」を疑われた殺人者など、欧州では吸血鬼伝説は事欠きません。

しかし、ブルガリアで発見された骨というのは、吸血鬼の特徴である長い牙が見つかったのではなく、胸部に鉄製の杭が打ち込まれていたため、吸血鬼だと判断されたようです。

欧州では吸血鬼を葬り去る方法の一つとして、胸に木の杭を打ち込むというものがあり、東欧では、生きているうちに悪行を行った人物は吸血鬼になると考えられていたために、墓から出てこられないように埋葬する前に、胸に鉄や木の杭を突き刺したと言われています。

今回ブルガリアで発見された遺体は約800年前のものですが、東欧では20世紀初頭まで、このような風習が行われていたと言います。つまり、今回発見された遺体の骨は、吸血鬼の骨というのではなく、吸血鬼になる可能性があるほどに生前に悪行を行った人々である可能性が高いのと見られています。

しかも、吸血鬼の存在を信じている人は欧州には今も少なからず存在していて、十字架の木の杭やナイフなどと言ったものがまとめられた「吸血鬼退治セット」というものがあります。

この「吸血鬼退治セット」には偽物も数多く出回っていますが、中には、オークションで本物が出品されることもあるそうです。吸血鬼退治セットが存在するので、吸血鬼が存在するとは言えませんが、今回ブルガリアで発見された遺体の数々から、欧州の人々にとっては、吸血鬼はとても身近な存在だったことがうかがい知れます。

また、ポーランドの南の町グリウィツェで建設中の道路脇から7月に、4体の白骨死体が発見されました。この骨に関して、考古学者の間では吸血鬼ではないかとの説がまことしやかに語られているのです。

埋葬された遺体は、首から上が切断され、両膝または両脇の間に置かれた形で埋葬されていたのです。そのような遺体がその他にも13体見つかっています。

今回発見された遺体の置かれ方は、吸血鬼を殺して埋めるときの儀式に似ていると言います。また、骸骨を取り巻くように石が置かれていたのも「吸血鬼が復活するのを防ぐ埋葬方法」とのことです。

ブルガリアで発見された遺体は、胸に鉄製の杭が突き刺されていますので、これは、吸血鬼を埋葬する仕方を踏襲するもので、当時の人々が死後に吸血鬼として復活することをとても恐れたことが解かる遺体の埋葬方法と言えます。








前田のつぶやき

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。