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モンスターペアレント 過保護 [社会]

「履歴書を親が書く」という就活での超過保護な親の振舞いが、テレビで取り上げられて話題となっていますが、最近、モンスターペアレントと言われる保護者のとんでもな言い分や振舞いが問題となっています。




理不尽なモンスターペアレント


この履歴書を親が書くというのはフジテレビ系の情報番組「ノンストップ」で4月25日に報道され、ネット上では「怖い」とも書き込まれるなど、ほとんどの人は呆れています。「ノンストップ」では親が子供の就活に参戦していて、中でも履歴書を親が書くという段になると出演者が絶句するという事態に陥ったのですが、この親の過保護ぶりに関しては、そもそもそんな人は就活で受からない、と言ったとてもまともな意見が見られるなど、視聴者にも不愉快な感情を引き起こしたようです。

モンスターペアレントという言葉は、学校に無理難題を言う全く理不尽な親のことを指してモンスターペアレントというのですが、就活以外にも「掃除当番をさせるな。業者を雇え」「入学式に桜が咲いていない」「運動会で娘が日に焼けてしまう」などと、これまでの常識では考えられないクレームをする保護者の出現がかなり前から学校では問題となっていて、モンスターペアレントのクレームが非常識であることは直ぐに解かる筈なのですが、こと、我が子のことになると他人という目が全く見えなくなってしまった保護者が少なからず存在するということが、何よりも問題なのです。


後でしっぺ返しが必ず来る


現在保護者となっているのは、高度成長期に幼少期を過ごしたか、また、団塊の世代の子供です。つまり、日本が高度成長期に入って先進国入りし、また、安保反対のデモに駆り立てられた団塊の世代のその子供が、親となってモンスターペアレントになっているこの事態は、最早、単に学校の問題ではなく、社会的な問題と言えるものです。

どうして、このような理不尽なことが平気で言えるのか、また、振舞えるのか、その心理状態は全く解かりませんが、唯、モンスターペアレントと呼ばれる保護者は、自身も過保護の中で育てられ、何不自由なく育ったものと想像できます。「自分の思い通りになる」という万能感で満たされているのかもしれません。しかし、それは、社会的通念上、全く間違っていて、だから、理不尽なことを言い出す親をモンスターペアレント、つまり、「怪物」と呼んでいるのです。

それでは、モンスターペアレントに運悪く遭遇してしまった場合、どうすればいいのかと言えば、もう、それはお手上げと、観念するしかなさそうです。腫れ物に触るようにモンスターペアレントに対して振舞わざるを得ず、それが、更にモンスターぶりに拍車をかけることになるのですが、しかし、常識人には全く計り知れないモンスターペアレントの考え方は理解不能で、何を言っても無駄だからです。だからと言って、モンスターペアレントを野放しにしていいはずはなく、モンスターペアレントは、子供によって大きなしっぺ返しが待っているに違いありません。つまり、自分の子供が、親の言う通りにならなくなるのです。これはモンスターペアレントにとっては最悪のことに違いなく、全てにおいてそれまで万能であったモンスターペアレントのその万能感を自分の子供が裏切るのです。これは、子供が成長すれば、自然な流れとしてそうなる筈なのですが、就活においてすら過保護の中にいられる子供もまた、不憫でなりません。そうして、社会人になれたとしても、落ちこぼれてゆくのがはっきりとしているからです。独り立ちできないようでは社会人失格だからです。

ともかく、自分の思い通りに行かないというのが社会ですので、早晩、モンスターペアレントとその子供は、大きな挫折を味わうことになるに違いないのです。そうでなければ、社会はうまく回ってゆきません。








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