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昭和のアニメのリマスター!ガンダム、コナンも [文学]

昭和のアニメがハイビジョン用にリマスター(HD化)されて、放送やDVDで相次いで登場しています。現在、有料チャンネルで放送中のHDリマスター版「ルパン三世(PART2)」(BSアニマックス)は、1970年代の放送時よりも色彩が鮮明で、全体に画面に透明感が増したように生まれ変わっています。



アナログから地上デジタルへ


何故、リマスターでなければならないのかというと、地上デジタルの移行により、視聴者はきれいな画面で見ることに慣れたためと言われています。アナログ放送から地上デジタル放送に切り替わったのは、2011年~12年のことでしたが、その過程でテレビの画像が高画質になり、昭和のアニメが色褪せて見えてしまうということになったようです。

第一に昭和のアニメは全て手描きです。色を塗るのも手で色付けをしていました。それが、地デジに切り替わったことで、昭和のアニメの褪色した感じが目立つようになり、リマスターされるようになったのです。


手描きの良さは残す


昭和のアニメをリマスターする基本は、画像の傷を消し、色を整えることです。コストは、画質の仕上がりにより30分番組1本につき数十万円から数百万円かかります。その多くの作品は、DVDやブルーレイで販売することで回収していると言います。

しかし、あまりにきれいに修正してしまうと手描きの良さが失われてしまい、返って放送当時のイメージとかけ離れたものになってしまうので、色彩をくっきりとするにも手描きの良さを失わないようにしていると言います。


機動戦士ガンダム


BSアニマックスでは、今年で35周年を迎える「機動戦士ガンダム」のHD版を放送します。そこでは、色彩がくっきりとし、立体感が際立つガンダムがお目見えすると思われます。

ガンダムでは冨野由悠季監督と相談しながらリマスターを行ったと言います。ガンダムと言えば、今なおその人気が衰えることを知らずに、新作が次々と放送されている伝説の作品です。最初の放送当時は、視聴率が低迷し、途中で放送が打ち切られたという逸話は有名ですが、ガンダム・ファンは、何時間でもがガンダム談義ができ、また、ガンプラと言われるガンダムに出てくる「モビルスーツ」のプラモデルは今もなお、人気の的です。そのガンダムが35周年を迎えるというは、ガンダム・ファンには感慨深いものに違いありません。


「未来少年コナン」


個人的には宮崎駿監督第一作に当たる「未来少年コナン」がリマスターで観たかったアニメ作品です。既にHD化されています。未来少年コナンは初放送時はNHKでの放送で、NHKが本格的にアニメを取り上げた記念すべき作品なのです。

おどろおどろしい超磁力兵器を持つ「ギガント」が編隊飛行し空を覆う様は、初めてみたときに衝撃を受けました。しかし、視聴率ではガンダムと同じく低視聴率という結果に終わりました。しかし、この未来少年コナンという作品は、冨野由悠季監督にも多大な影響を与えています。

こうして、日本のアニメは年々進化をしてゆき、米国のディズニーとは違った日本ならではのアニメーションとして発展してゆきます。その昭和の名作アニメがリマスターで見られるというのは、うれしい限りです。








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