東京都内の公立図書館で、第二次世界大戦当時のナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の様子が14歳の少女の視点で書かれた『アンネの日記』が損壊される事件が相次いで起きています。
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『アンネの日記』破壊…何者の犯行か!?
この『アンネの日記』やユダヤ人の迫害について書かれたホロコーストに関係する書物などが破られるといった被害は、都内8区市で305冊に上ると言います。
この話題は海外のメディアでも大きく取り上げられていて、一体どんな人物による犯行なのかその真相が早く知りたいところです。
この『アンネの日記』等のユダヤ人迫害を描いた書物を破損するという暴挙を行うものは、想像するに、レイシズム(差別主義者)なのかもしれません。欧米では今なお、ナチス・ドイツに対する憎悪は已み難く、ヒトラーの『我が闘争』の出版は、ドイツ国内では認められていません。
ドイツの戦後処理の仕方
中韓が日本を非難する時に使う常套句にドイツの例を引き合いに出しますが、これは全くの的外れな言い分で、ドイツは、ユダヤ人を根絶やしにするべくホロコーストという人間が行い得る最悪なことをユダヤ人に対して行ったのです。このユダヤ人の殲滅を企てたナチス・ドイツを生んだドイツ国民は、ユダヤ人に対して謝罪をするのは、当然です。しかし、ドイツは、ユダヤ人以外に謝罪はしていません。この点を中韓は敢えて素知らぬふりをして、ドイツは「謝罪」したと、あたかもドイツが周辺各国に謝罪したかのような言説を振りまいていますが、この論理に対して最も苦虫を噛み潰したような思いしているのは、たぶん、当のドイツだと思います。ドイツは、日本のように周辺各国への謝罪はしておらず、それでもEU(欧州連合)の盟主として、軍隊を持ち、周辺各国は、ドイツに対して寛容であり続けています。
そして、ドイツの戦後処理の仕方は、すべての過ちをヒトラー率いるナチスにおっ被せて、後は知らぬ存ぜぬを決め込んでいます。つまり、ドイツは、ある意味で開き直っているのです。それでもドイツに対して「謝罪」を求める周辺国は現時点ではありません。
事件は中韓がドイツを持ち出すことに対する反発からか?
今回の『アンネの日記』などのユダヤ人迫害に関する書物が破られるなどの被害が出たことは、欧米の目で見れば、禁忌に触れてしまったことを意味します。欧米では、今もなお、ユダヤ人に対しては差別が存在すると言われています。そんな世相において、日本という第二次世界大戦の敗戦国でユダヤ人を差別するかのような事件が起きたことに、興味津々と言ったところなのではないでしょうか。
中でも安倍晋三首相は歴史修正主義者というレッテルが欧米や中韓では張られて報道されています。その安倍政権下では、安倍首相の取り巻きから先の大戦で、例えば「南京大虐殺はなかった」という言葉が発せられることなどして、尚更、安倍首相は右派と見られていて、その安倍政権下で起きた『アンネの日記』事件は、日本国民が右傾化しているという格好の材料を与える格好になっています。
また、欧米ではいわゆる、ネオナチが急増していると言われています。そうした敏感な問題に今回の『アンネの日記』事件は触れてしまったと言えます。
この事件を起こした犯人が捕まれば、動機などが明らかにされ、もしかすると、現状の日本が置かれている、たとえば中韓からのいわれなき非難を浴びていることに対する憤懣からこのような事件を起こしたのかどうか解かると思います。その結果次第で、日本国民が密かに右傾化、特に嫌中嫌韓になっていることが暴露されるのかもしれません。
あるいは、この事件は、日本を貶めようとするものの犯行なのかもしれません。いづれにせよ、犯人のいち早い逮捕が望まれます。
2014-03-02 08:25
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