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テラモーターズの電動三輪のここがすごい! [機械]

2010年に創業したテラモーターズは、創業2年で電動バイクの国内最大手になったEV(電気自動車)ベンチャーなのです。テラモーターズは、電動バイクの開発から製造、販売を手がけています。

テラモーターズは、今年3月27日、アジアなど新興国向けに開発した電動三輪タクシーのプロトタイプを公開し、また、フィリピン政府による三輪タクシー電動化プロジェクトの入札に参加すると発表し怪気炎を上げています。

テラモーターズの名物社長、徳重徹氏は3月27日に記者会見を行い、「(フィリピンでは)入札が既に始まっていて、すでに台湾、韓国、中国など11社が手を上げている。しかし、日本の大手メーカーは手を上げていない。これまでも新興国で日本の企業は全部、取りこぼしているのにまたやらないのかということで、我々は日本のベンチャー企業として何としても獲りにいくという気持ちでやっている」と述べ、日本企業の出足の鈍さとなかなか決断できないことを暗に批判していました。

フィリピン政府による三輪タクシーの電動化プロジェクトはアジア開発銀行の融資を受けて進められ、2016年までに10万台をEVに置き換えるという一大プロジェクトなのです。なぜ、電動化なのかと言いますと、フィリピンも急速に増えたガソリン自動車などにより大気汚染が深刻で、それを抑えるために、三輪タクシーの電動化を勧めるのです。

テラモーターズの徳重社長によりますと、「入札用件は、定員がドライバー入れて6人乗り、リチウムイオン電池を搭載し充電時間が2時間、最高時速、航続距離ともに50kmなど」と言います。テラモーターズの電動三輪車は車体価格が60万ほどです。

さらに徳重社長は、「三輪車は日本では珍しいが、フィリピンでは年間30万台くらい三輪車が使われ、インドでは70万~80万台と、どんどん増えている状況。大気汚染やガソリン価格の高騰でそれをEVにしようという動きはすでにあるが、そのほとんどが中国製で、よく壊れる。しかも部品供給をしないので、現地の人も困っている。こうした課題に対して日本の大手が動かないので、我々ベンチャーがそれをやっていく」とその意義を語りました。

そして、公開されたプロトタイプはフィリピン政府のプロジェクト使用ですが、これをベースにしてデザインを変えてほかのアジア諸国に今後順次発売してゆく、と抱負を語っています。

このテラモーターズの電動三輪のここがすごいのは、日本の大手メーカーのホンダ、スズキ、カワサキ、ヤマハを抑えて電動バイクの販売台数が日本一というところにもあります。

フィリピン政府は、テラモーターズから1000台の購入を検討中と言われ、テラモーターズは、現地生産・販売体制を確立させつつ、タイやインドネシアにも進出することを視野に入れています。

また、テラモーターズは社員16人のうち13人が20代という会社で、現在、海外経験豊富なシニア世代の採用に乗り出しています。

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