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異常気象を解明せよ。降水観測衛星、H2Aロケットの打ち上げ成功! [科学]

2月28日午前3時37分、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた日米の大雨や大雪の防災に役立つ降水観測衛星を搭載したH2Aロケットは、順調に進み、降水観測衛星を高度約400㎞の地球周回軌道に投入することに成功しました。

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近年の異常気象


今回打ち上げられた降水観測衛星は、「全球降水観測(GPM)計画」の中心となるものです。日米欧などが運用する衛星十数基の観測データを合わせて、地球全体の雨や雪の状況が約3時間で解かるというものです。このデータは世界中に公開され、天気予報の精度の向上や台風、集中豪雨、干ばつなどの異常気象の解明などに役立つことが期待されています。

近年、世界規模の異常気象が起きていますが、今回打ち上げに成功した降水観測衛星が新たに加わることで、より正確に異常気象の仕組みの解明に役立つものと見られます。

地球温暖化


近年の地球規模の異常気象は、地球温暖化に素の原因があると言われています。ある地域で洪水が起きれば、ある地域は干ばつに苦しむなど、世界の気象事象は全て関連し合っていることは疑う余地がありません。そして、近年では、その気象の振れ幅が極端から極端へと劇的な変化を見せていて、これは、ひとえに地球温暖化の影響と言われています。

地球が温暖化すると、水蒸気がより大気に多く含まれることになり、大雨、大雪の原因となります。

また、地球規模での気流の流れも変化しますので、ある地域は大洪水に見舞われれば、また別の地域は大干ばつに見舞われると言った極端な気象事象が現れ易くなります。

既に日常生活に温暖化の影響が

日本に限ってみても、先日の首都圏・甲信での記録的な大雪や、竜巻、ゲリラ豪雨といった激しい気象事象が過去よりも多く見られるようになっています。記録的な大雪の影響は、日常生活にもおよび、先日の記録的な大雪は、今もなお、野菜等の値上がりとして日常生活に影響しています。 また、農業への打撃が殊の外ひどく、今後の農作物の値段は高いまま推移しそうです。

NASAとJAXAの協力

今回打ち上げられた降水観測衛星は、米航空宇宙局(NASA)が本体のほか、雨や雪から放射される電磁波を捉える「マイクロ波放射計」を担当し、宇宙航空研究開発機構(JADXA)と情報通信研究機構は、高・低周波の電波を発射して雨や雪の粒からの反射を捉える「二周波降水レーダー」を開発しました。 この衛星で、南北両極地域を除く地表の9割がカバーでき、これまで観測が難しかった弱い雨や雪も観測可能となり、また、台風や集中豪雨の立体構造も解かると言います。 しかし、いくら観測網が発達しても、地球温暖化を止めなければ、気象は激しい事象を示し、人間の日常生活は異常気象に常に脅かされる状況にある事は変わりません。 日本では、東日本大震災における福島第一原発事故による放射能物質漏れが、原子力発電所の運転停止を招き、天然ガスなどの火力発電が原子力発電の分まで担うという、地球温暖化の視点から言えば、時代の潮流に逆行したことを行っています。 再生可能エネルギーによる原子力発電の電力代替を考えている人もいますが、それは、あまりに浮世離れしたものと言わざるを得ません。電力は、ある一定の発電量が計算できなければ、電力供給に支障をきたし、この点で太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーによる発電では、気象条件にあまりに影響され過ぎるので、現状では、再生可能エネルギーは当てにできません。 蓄電池の性能向上と水素発電が発電の主流となれば、二酸化炭素の排出を低く抑えられるので、現在、最も現実的な発電の仕方と言えます。しかし、水素を安全に扱えなければ、水素発電の普及は絵に描いた餅に終わってしまいます。 当分は、安全が確認された原子力発電を再稼働させ、電力の安定供給を二酸化炭素の排出を低く抑えながら行うことが最も現実的に思えます。再生エネルギーに関して先進国と言われるドイツでさえ、未だに原発は13基稼働しているのです。
タグ:異常気象 H2A
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