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熟年離婚のトラブルランキング10 [恋愛]

最近、特に熟年離婚が増えてきていると言われています。20数年以上連れ添った夫婦が、熟年になって離婚する事案が増加している背景には、いろいろな原因があると言われています。ここでは、ランキング形式で熟年離婚の原因を取り上げてみようと思います。



1.定年退職後の夫の生活態度


この定年退職後の夫の生活態度が熟年離婚では、最も多い原因と言われています。定年まで、仕事一筋だった夫が、定年退職後に仕事がなくなります。すると、ほとんどの夫は一日中家にいることになります。

しかし、熟年世代は、これまで、家事をすべて妻に任せていたために、定年退職後は何もせずに家でごろごろしていたり、妻の家事に文句を言う場合が多々あります。そして、それが高じて、妻に対して過干渉になります。つまり、妻の家事に関して、何もできないにもかかわらず、命令口調で文句を言ったり、また、妻が外出する際には、妻にくっ付いてくるといった事例まであります。

そうすると、妻の方は夫に遠慮がちになり、家事をする気力が減退します。しかし、夫が一日中家にいるので、一日三食料理をしなければならなくなり、また、絶えず夫に文句を言われることで、妻の堪忍袋の緒が切れるのです。こうなると最早夫婦の関係は壊れて修復不可能になります。こうして、熟年世代が離婚してゆくことになります。

2.主人在宅症候群


これは前述の1位とも関係していますが、定年を迎えた夫が一日中家にいることが妻にとってはストレスでしかないということを主人在宅ストレス症候群と言います。

この主人在宅ストレス症候群は、テレビなどでも取り上げられていますので、ご存知の方もいるかと思いますが、定年退職した夫が家にいることで体調に変調をきたすというものです。

症状は、様々で、高血圧や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、気管支ぜんそくなど人によって心身に表れる症状は違ってきます。

この主人在宅ストレス症候群になる人の特徴として良妻賢母な人によく見られます。そして、夫は威圧的な場合がほとんどで、夫に自分の気持ちが伝わらない、または伝えても解かってももらえない場合におきます。

この主人在宅ストレス症候群にならないためには、夫婦間のコミュニケーションが重要なのですが、そもそも主人在宅ストレス症候群になる人は、夫婦間のコミュニケーションが最早取れなくなっている場合が多く、これが熟年離婚の原因となります。

3.妻の意識の変化


女性の社会進出により、妻の意識にも変化が生じています。かつては、「クリスマスケーキ」などと25歳を過ぎても未婚の女性を揶揄していたものですが、最近では、30代でもバリバリと仕事をしている女性は少なくありません。つまり、女性が社会進出したことにより、妻の意識が昔とは違ったものになったのです。

それに対して、夫の側、つまり、男性の意識は旧態依然で、あまり変化していません。この意識のずれが、少しづつ夫婦間の溝を大きくしてゆき、熟年に至って修復不可能になり、熟年離婚に至るという場合が多いのです。

4.DV


熟年離婚の原因に、言葉の暴力をはじめとする、夫の、または妻の暴力があります。これはドメスティックバイオレンス(DV)と呼ばれるもので、これが熟年離婚の原因の一つです。

実際に手を挙げないまでも、何げない言葉に人は傷つくものです。その人間に対してあからさまな言葉の暴力を揮うということは、そこには夫婦という関係は既になり立っておらず、妻の、または夫の気持ちが切れてしまった場合、離婚に至ります。これが熟年での場合が多いのです。

5.モラル・ハラスメント


モラル・ハラスメントとは、言動により、他人を傷つけ、心が壊れるまで精神的な嫌がらせを行うことです。

熟年世代は、夫が家の家長だという意識がまだ、抜け切れていない世代です。ついつい、妻に対して手厳しい言葉を浴びせたりして、妻を深く傷つけている場合があります。

モラル・ハラスメントの夫との生活においての夫婦関係は、夫の高圧的は言動が妻に罪悪感を植え付け、妻は、夫の機嫌ばかりに意識が行くことになり、毎日おびえて暮らすことになります。

一方で、支配する側は、他人を支配することで自己満足を覚えます。これでは、いつまでたっても立場が逆転することはなく、妻は毎日が息苦しくてたまりません。これがこらえられなくなるのが熟年となる場合が多いのです。こうして、熟年離婚に至ります。つまり、夫が支配する立場の場合、いつまで経っても妻の思いなど解かる筈もないのです。

6.性格の不一致


性格の不一致は離婚原因として多いものです。性格の不一致は、一朝一夕で夫婦間の関係が改善することは期待できません。性格の不一致は、長年にわたり夫婦間の関係に複雑に絡み合って、最早、修復不可能なまでに夫婦間に溝が出来てしまうということを意味しています。

生活の不一致は、初めは、小さいことが原因ですが、それが、長年にわたって積み重なってゆくうちに最早相手に対して愛情よりも憎悪すら感じる関係になってしまうのです。

こうなると夫婦関係が成立することは不可能です。離婚調停でも性格の不一致は離婚原因としても認められていますので、長年にわたって積み重ねっていた性格の「ずれ」が夫婦関係をもつれにもつれさせて、熟年に至って離婚するということになります。

7.価値観の違い


夫婦間の価値観の違いというものは、少しも不思議なことではなく、夫婦の価値観が同じという場合はむしろ不自然と言えます。しかし、多くの人が、夫婦間は価値観を共有しなければならないものとの思い込みが強く、それが原因となって夫婦関係をぶち壊すことになります。

夫婦間においては、価値観を共有しなければと、夫か妻かのどちらかが、自身の価値観を押し付けることになります。これは最初は、夫婦関係を壊さないためにとどちらかが一方の価値を受け入れます。すると、押し付けた方は、さらに、強く自身の価値観を押し付けることになり、これで価値観を押し付けられる方は、耐えられなくなる時が必ず訪れます。それが、熟年なのです。こうして熟年離婚に至る場合が多いのです。

8.浮気などの不貞


離婚の原因として夫か妻かの不貞が原因になります。若い世代の場合は、浮気など不貞をした事で即離婚に至る場合が多いですが、熟年の場合は、現在進行中の不貞ではなく、若かったころの不貞が悔しくてたまらないというように、夫の定年までは我慢してきましたが、夫の定年とともに離婚を切り出す場合が少なくありません。

浮気などの不貞を例えば夫が行うと、妻は必ず気づくものです。これは女の勘などと言われていますが、実際は、男性が嘘をつくことが下手なのが原因のようです。妻は、そのいつもと違う夫の様子から浮気を疑い、最終的には、夫の浮気を認めさせます。そのことが、妻の心に傷として残り、年を追うごとにその傷が広がってゆくのです。こうして熟年になって離婚します。

9.セックスレス


性格の不一致の中に性の不一致が含まれている場合が多いです。この中でセックスレスが意外と多いのです。セックスレスの増加は、テレビでも取り上げられていますので、この事を知っているという人がほとんどだと思います。

また、現在、セックスレスに悩んでいるという夫婦が少なくないと思います。それでなくとも日本人はセックスをする回数の人に比べて少ないと言われていますので、セックスレスが離婚の原因となる場合が少なくありません。

また、セックスレスの原因の一つにED(手男性機能障害)があります。これは、心因的な場合が少なくありません。その他、夫婦の寝室が別というのもセックスレスの原因になります。

このセックスレスが原因で、夫婦のどちらもが傷つくことで夫婦間が壊れるのが熟年の場合が多いのです。

10.嫁姑の関係の不和


嫁姑の不和は、いつの時代でも存在しますが、現在では、熟年離婚の原因の一つになっています。嫁姑の関係は、最初からうまくゆくことは珍しく、どの夫婦でも初めは嫁姑間の関係に関してぎこちなさがあるものです。しかし、嫁姑の関係がうまくゆく場合は、例えば、姑の方が我慢をしたり、気性がお互いに会う場合などがありますが、それは、少数派ではないでしょうか。

大抵の夫婦において嫁姑の間は不和な場合が多く、それでもうまくやっているのです。しかし、中には、どうしても姑の価値観などが受け入れられないといった場合は、その愚痴を夫に言うことになり、夫は、しかし、たいていは姑の立場に立ちますので、嫁は孤立してゆきます。この孤立感が高じると離婚することになります。これもまた、長年かけて関係がこじれてしまう場合が少なくなく、熟年に至って離婚に至る場合が多いのです。



以上のようなものが熟年離婚のランキング10に挙げられます。

どれも、夫婦間の関係は、初めは少しのずれが、時間を経るごとに大きくなってゆき、熟年になって最早修復不可能な場合が熟年離婚の原因にまでなってしまうのです。






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